ケミカルピーリングはニキビに効果的?
ニキビ肌は一時的な肌トラブルで年齢を重ねていくうちにだんだん皮脂腺からの皮脂の分泌が収まって改善されていくというのが一般的です。
しかし今ニキビ肌の真っ最中という人にとっては本当にストレスで表に出るのも嫌になってしまう方もいることでしょう。
特に赤ニキビが顎や頬、喉にかけてできてしまっている方は顔を触るだけでも痛みを感じてしまったり、気になって触って潰してしまう方もいます。
実はニキビにとって一番良くないのがこうして潰す行為なのです。
ニキビを雑菌のついた指で潰すことによってバイキンが入りますます赤く化膿してしまったり、潰れた跡が残って色素沈着してしまったり、デコボコのクレーター肌になってしまうことがあるのです。
そうならないためにもニキビが気になる場合は決して手で触らずに、エステや皮膚科などでケアを受けることをオススメします。
ニキビにはさまざまな治療法がありますがケミカルピーリングはとても有効な方法の一つで特殊な薬液を肌に乗せ、表面の角質を溶かして取り去るというものです。
ですから肌の表面のニキビの跡や赤味などはこの方法でかなりケアすることができるのです。
ただし穏やかに取り去らなければ肌にダメージを与えてしまうのでこうしたエステやクリニックでのピーリングは回数を分けて行います。
エステとクリニックのケミカルピーリングの違いは?
エステの方がより穏やかな薬液を使うので全部で10回くらいの施術を受けて徐々に効果を出していきます。
クリニックの方は病院ならではの強めの薬液を使えるのでその分施術回数が4回から5回程度と比較的少なくてすみます。
日焼けした時に一番表層の皮膚が焼けて剥がれてその下から新しくキレイな皮膚ができますが、ケミカルピーリングの考え方はまさにこれと同じです。
薬液で一番表層の角質を溶かしてしたからフレッシュなトラブルのない角質を出していくというもので簡単なニキビや赤みなら十分効果を出すことができるのです。
ただしクレーター肌のような凸凹はもっと奥まで作用しなくてはいけないのでこうしたケミカルピーリングではケアしきれなくなってしまいます。
ピーリングは自宅でできるコスメも発売されています。またAHA配合の石鹸も出ています。
AHAの配合濃度が高ければどれだけピーリングしやすいですが、刺激が強いので濃度は使用頻度に合わせて考える方がよいでしょう。
もちろんエステやクリニックの薬液よりもさらに穏やかな効果のフルーツ酸などでできていますが、自分のペースで行うことができるのでこちらもオススメです。
ケミカルピーリング中は角質が薄くなっていますから刺激を避けて紫外線にも極力当たらないようにすることが大事です。